木造住宅の安全性を厳密に確保するためには、強度基準を満たした構造部材を使い、科学的な根拠に基づいた構造計算を行なうことが必要です。
SE構法(SE工法)では、家の規模や階数にかかわらず、安全・強さを確認するために、下記の6つのチェックポイントを、構造計算によってひとつひとつ確かめます。
>>地震や台風に負けない家づくり SE構法の構造計算・・・木造住宅のおける構造計算の大切さについて一般の方にもわかりやすく解説された動画です。
1.鉛直荷重・・・重さに耐えるか?
建物自体の重さ、積雪や瓦など屋根にかかる重さや、人や家具などでかかるすべての重さ(重力)に耐える構造設計をします。
2.風荷重・・・強風に耐えるか?
大きな台風では最大瞬間風速50m/秒になることもあります。
その風圧に耐える構造設計をします。
3.地震荷重・・・地震に耐えるか?
揺れは建物の大きさ(重量)に影響されます。
建物に応じて地震の揺れに耐える構造設計をします。
4.層間変形・・・変形にどこまで耐えるか?
建物に起こる変形の許容範囲を「外壁に大きなひびが入らない範囲まで」と定め、その基準を超えない構造設計をします。
5.偏心率・・・建物がねじれやすくないか?
建物の中心である重心と堅さの中心である剛心を近づけ、建物がねじれにくい設計をします。
6.剛性率・・・強度のバランスはとれているか?
各階の強さのバランスがとれる構造設計をします。
>>上棟しましたSE構法木造3階建て 細長変形地の二世帯コートハウス
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【設計事務所アーキプレイスでのSE構法の住宅事例】
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